貴方ならどうしたか

貴方ならどうしたか

ある高校生の話

ひとりっ子で大切に育てられていましたが途中、登校拒否になってしまい、相談に見えました、聞いてみてビックリ仰天、遺書まで書いてありました。

その理由はなんと一番の親友に金銭をたかられていたのです。

親友は母子家庭で、妹もあり今後高校に進学させるため、昼夜必死に働く母の姿見るたびに、小遣いなど要求できるはずもないもので、一方被害者は裕福な環境で何不自由なく生活しているこの理不尽さに納得できず優しい友達にたかってきたものでした、以前には優しい被害者は学校帰りには状況を知っている彼はいつもコンビニで食べ物を奢っていたそうで、それがだんだんとエスカレートして家にまで上がり込み、たかっていたそうで、心優しい彼は自分の命を懸けてこうした事実を隠し通して行こうと思って行動に移る前に遺書をされ未遂に至ったものでした。

被害者の父母の怒りはそれは大変なもので、仲介に立っても難しい問題を含んでいましたので、加害者も実は大人の家庭環境の被害者であり、そうした環境になれば我々誰しも同じことをした可能性があり加害者だけを責められないという内容で説得したものの、加害者は就職先が決まっているのに被害者は卒業すらできない日数不足の状態であったために交渉の末、大人の判断で無事卒業となったものです。

 

今では彼は40歳代になり、元気に父の仕事に従事しています。